【ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は14日、米航空機大手ボーイングの中型機「787」で新たな製造上の問題が見つかったと報じた。ボーイングは検査を強化しており、航空会社への納入遅れにつながる可能性がある。

 米連邦航空局は安全性に関する緊急の問題ではないと判断しているという。ただ、787は三菱重工業が複合材主翼と呼ばれる主要構造部を担うなど日本メーカーの部品や材料が多く採用されており、影響が出る可能性もある。

 問題は胴体で見つかった。炭素繊維複合材をつなぐ作業の精度が低く、結合部から小さな亀裂が生じて構造的な劣化が早まる恐れがある。

共同通信 2020/12/15 09:46 (JST)12/15 10:04 (JST)updated
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