千葉県の九十九里浜で11月に大量に打ち上げられたハマグリについて、県は17日、推定で約350トン分だったと明らかにした。九十九里地域で1年間に水揚げされるチョウセンハマグリ約1400トンの4分の1になる。

県がこの日の県農林水産常任委員会で、県水産総合研究センターなどの調査経過を報告した。打ち上げられた原因は、@急激な海水温の低下A局所的に強まった海流――を推測として挙げた。ハマグリは水温が下がると貝殻を閉じて動きを弱める傾向があるといい、「海流に乗って浜辺に打ち寄せられた可能性を示唆している」(担当者)という。

 今後、地元漁協の意見も聞きながら検証を続ける。11月29日以降、新たな打ち上げは確認されていない。

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