ソフトバンクは、携帯電話の料金で、データ容量20ギガバイト(GB)で税抜き月2980円の新しいプランを来年3月にも始める方針を固めた。手続きをオンラインに特化してコストを下げる。NTTドコモが今月3日に発表した新プラン「ahamo(アハモ)」と同じ水準の料金にして対抗する。
 22日に発表する。ソフトバンクは新料金プランを打ち出す枠組みとして、発行済み株式の6割を保有する傘下の格安スマホ「LINEモバイル」を吸収合併する方向で調整している。また、LINEモバイルの残りの株式を持つLINEと、ソフトバンク傘下のZホールディングスが来年3月ごろに統合する予定。これらを踏まえ、LINEブランドを生かして新料金プランを提供する方向だ。
 ソフトバンクは主に、大容量中心のメインブランド「ソフトバンク」と、小〜中容量の割安ブランド「ワイモバイル」で展開してきた。ワイモバイルからは、10月末に20GBで4480円のプランを発表。今回の新プランと合わせ、料金体系を刷新する見通しだ。
 ドコモが今月、ソフトバンクなどの料金を下回るプランを発表し、ライバル社の対抗策が焦点となっていた。KDDI(au)も、来年1月に新しい料金プランを発表する方向で調整している。(井上亮)
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