無資格医療行為で特養業務停止へ

http://www3.nhk.or.jp/lnews/osaka/20201225/2000039091.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

神戸市灘区の特別養護老人ホームで、資格のない職員が医療行為を行っていたほか、
必要なケアプランを作成していなかったなどとして、市は、この施設を
1年間の業務停止処分とする方針を固めました。

神戸市灘区の特別養護老人ホーム、「きしろ荘」をめぐっては、医師の資格のない職員が医療行為を行うなど、
ずさんな運営が指摘され、神戸市が監査を続けています。
神戸市の関係者によりますと、これまでの監査で、この施設では、
▼医師の資格がなければできないチューブで胃に栄養を直接送る「胃ろう」を、
去年の春からおよそ1年間資格のない職員が行っていたほか、
▼入浴は週に2回以上と国が定めているにもかかわらず、週に1回程度しか行っていなかったということです。
さらに、▼ことし4月までの1年余りの間、利用者のケアプランを作成していなかったことも明らかになりました。

このため神戸市は、介護保険法に基づいて、この施設を1年間の業務停止処分にする方針を固めました。
厚生労働省によりますと、施設の指定取り消しに次いで重い処分となります。

業務停止となると、すべてのサービスが提供できなくなり、現在、入所しているおよそ30人の高齢者は、
ほかの施設に移るなどの対応が必要になります。
神戸市は、年明けにも業務停止処分を行うとともに、入所者の相談に乗るなど
介護が継続できるよう支援することにしています。

12/25 14:59