※毎日新聞

大阪市の私立高在学中の1990年代に書道部顧問だった男性教諭(61)にわいせつな行為をされ精神的苦痛を受けたなどとして、東京都府中市の女性(44)が、教諭と高校を運営する学校法人(大阪市)に計1100万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。提訴は28日付。

教育現場での性暴力が社会問題化する中、成人した後に過去の出来事を理解し、被害を訴えるケースが出始めている。この女性も20年超が経過し、訴訟を提起した。「大人になってから被害に気付き、卑劣な行為への憤りが強まった。教諭は事実を認めて謝罪してほしい」と話している。

訴状などによると、女性は91年4月に高校に入学し、書道部に入部。部長だった3年生の93年5月、大阪市の教諭の自宅に車で連れてこられ、抱きしめられたり、キスをされたりした。同年7月には夏合宿で移動中のバスで隣に座った教諭からキスされ、広げたバスタオルの下で体を触られるなどした。その様子を同級生や下級生に見られた。尊敬する教諭に気持ちを踏みにじられ、惨めな気持ちになったという。

2020年12月30日 13時39分(最終更新 12月30日 13時44分)
https://mainichi.jp/articles/20201230/k00/00m/040/110000c

★1が立った時間 2020/12/30(水) 13:57:27.90
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