新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないまま新年を迎えた1日。毎年三が日に300万人以上が訪れる明治神宮(東京都渋谷区)では、参拝客が激減し、異例の元日になった。

 年越しの参拝を取りやめ、午前6時に開門。例年なら混雑が始まる午前10時過ぎ、本殿に向かう姿は少なく、明治神宮の広報担当者も「(参拝客は)例年の半分以下。初詣にここまで人がいないのは初めて」と驚きを隠さない。

 明治神宮は感染症対策として、参拝客同士が距離を保てるよう1メートル間隔で地面に目印を付け、お守りやおみくじが買える授与所を本殿から離れた場所に設けた。参拝客同士は互いに距離を置き、静かに手を合わせた。

 母親(82)と毎年2人で訪れている千葉県松戸市の会社員、山田幸子さん(48)は「怖いと思ったけれど、マスク着用や消毒などを徹底してきました。新型コロナが収まり、平和な世の中になるように祈りました」と話した。【井川諒太郎】

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2021年1月1日 13時8分

毎日新聞https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/7/9/79fd7_1715_c69b6759_42d80837.jpg