正月三が日明けの4日早朝、那覇市の泊魚市場で初競りが開かれた。競り人の威勢のいい掛け声とともに、マグロや赤マチなどの鮮魚が次々と競り落とされた。初競りでは、キハダマグロ(51・5キロ)の`単価で過去最高の1万円の値が付いた。  

新春恒例の初競りで、マグロを競り落とす仲買人ら=4日午前6時、那覇市・泊魚市場(下地広也撮影)拡大する

 競り落としたマルナカ鮮魚(南城市奥武島)の中村優人さん(27)は「新型コロナウイルスの影響で暗い話題が多いため、初競りは高値で景気づけようと決めていた。新年のいいスタートが切れてよかった」と満足げな表情を浮かべた。  

 4日の泊魚市場の水揚げ総量は約31・5dで例年並みの水準となった。販売合計金額は、1800万円(税抜き)だった。  

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