生後6週間の我が子に豆乳と有機栽培のリンゴジュースなど不十分な栄養しか与えず、餓死させたとして、
米アトランタの自称「完全菜食主義者」の男女が、殺人罪などによる終身刑の判決を受けた。

アトランタの高等裁判所で2日、殺人や児童虐待罪で判決を受けたのは31歳の男と27歳の女のカップル。
裁判所によると、04年4月に栄養失調で死亡した際、子どもの体重は2キロに満たず、骨が浮き出ていたという。
地元紙によると、2人は裁判で「私たちは赤ちゃんを愛していたし、餓死なんかさせていない」と訴えたが、
検察側は「いくら菜食主義者だといっても、これは別問題。彼らはネグレクト(育児放棄)し、子どもを病院にも
連れていかなかった」と主張した。

ビーガンと呼ばれる完全菜食主義者は、ミルクや卵を含めすべての動物性たんぱく質食品を食べないことで知られる。
近年、米国では健康志向や動物愛護のため、菜食主義者が増え続けている。
自らも完全菜食主義者で、反フライドチキン運動をしている「動物の倫理的扱いを求める会」事務局の
リンゼー・ライトさんは「今回のケースは菜食主義ではなく、児童虐待だ。私の友人らは完全な菜食で子育てを
完璧(かんぺき)に成し遂げている」と話している。

http://www.asahi.com/international/update/0510/TKY200705100132.html

http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1178767882/