※スポーツ報知

 東京都は21日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1471人確認されたと発表した。重症者数は前日から1人減の159人。累計の感染者数は9万人を超え、9万659人となった。

 都は21日、有識者を交え感染状況を分析する定例のモニタリング会議を開催し、感染状況、医療提供態勢ともに4段階中最も深刻な警戒レベルを維持した。

 同会議に出席した専門家からは、新規感染者数の7日間平均は前週の約1699人から、20日時点で約1471人に減少し、増加比は約87%で約1か月ぶりに100%を下回ったことが報告された。一方で、「新規陽性者や増加比は低下しているものの、依然として極めて高い水準にあり、引き続き厳重な警戒が必要」との指摘が上がった。

 また、新宿や銀座などの主要繁華街の夜間滞留人口は、昨年12月20日を起点に減少に転じていることが報告された。専門家によると、前年同時期に比べると、午後8〜10時75%減少、午後10〜12時では72%減少した。

 一方で、昨年の緊急事態宣言発令時の最低値と比べると、午後8時〜10時は2・1倍、午後10〜12時は1・9倍の水準で、「感染者数のピークアウトが始まったとしても、引き続き夜間の滞留人口は当面抑制し続ける必要ある」との見方が示された。

 小池百合子知事は、「夜の外出は低下に減じているが、昼間の人流を含めた全体の人の流れは十分に抑えられていない」と述べ、「ウイルスへの最も有効な処方箋はステイホームだ。昼夜、平日、休日も不要不急の外出自粛にご協力いただきたい」と都民へ改めて呼び掛けた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c82c2c4ccf798e4f9982fd711a9cd4e3430cf579