緊急事態宣言が愛知県と岐阜県に出される中、22日夜、名古屋駅と岐阜駅の周辺では、
営業時間短縮の要請の対象がすべての飲食店に拡大される1週間前の1月15日と比べて人出が増加しました。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使い、
緊急事態宣言が出された名古屋駅と岐阜駅で、22日の午後6時から午前0時までの「夜間」の人の数を分析しました。

その結果、宣言が出される前の12月の平日の平均と比べると人出は減少した一方、
去年、1回目の国の緊急事態宣言中の平日の平均より増えました。

1回目の宣言時に比べると、名古屋駅付近は2.4倍の141%増え、岐阜駅付近が96%増加しました。

また、それぞれの県で営業時間短縮の要請の対象がすべての飲食店に拡大される1週間前の1月15日と比べても
名古屋駅付近では18%、岐阜駅付近では16%の増加となりました。

一方、緊急事態宣言が出る直前の月・12月の平日の平均と22日の人出を比べると、
名古屋駅付近では20%の減少、岐阜駅付近では21%の減少となりました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20210123/3080005444.html