◆ 長崎県沖 海洋調査の測量船に韓国が再び中止要求 海保は抗議

日本の排他的経済水域の長崎県の沖合で、海上保安庁の測量船が韓国海洋警察庁の船から調査の中止を要求される行為が22日朝から断続的にありました。
ことしに入って2回目で海上保安庁は外務省を通じて韓国に抗議をしました。

海上保安庁によりますと、22日午前6時半前、海上保安庁の測量船「拓洋」が、日本の排他的経済水域の長崎県の五島列島の女島の西163キロ付近で調査を始めたところ、韓国海洋警察庁の船から無線で調査を中止するよう断続的に要求されました。
要求の内容は「ここは韓国の管轄海域であり、調査は違法だ。直ちに中止して退去せよ」というものだということです。

これに対し、海上保安庁は「日本の排他的経済水域で、正当な調査活動をしている。
直ちに中止要求をやめるとともに、本船から離れなさい」と回答したということです。

海上保安庁によりますと、今月11日から16日にかけて別の測量船「昭洋」も、今回の現場近くで中止要求を受けていて、ことしに入って2回目となり、外務省を通じて韓国に抗議を行いました。
海上保安庁は予定どおり調査を続けることにしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210122/K10012828961_2101222019_2101222044_01_03.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210122/K10012828961_2101222019_2101222044_01_02.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210122/k10012828961000.html