毎日新聞社は25日、資本金を現在の41億5000万円から1億円に減資すると発表した。15日に開いた臨時の株主総会で決めた。3月1日に実施する。

取り崩した資本金は「その他資本剰余金」に振り替える。純資産の総額に変更はなく、発行済み株式の総数も変えないとしている。

法人税法などでは資本金が1億円以下の企業は中小企業扱いとなり、税負担が軽くなる。同社は減資の理由について、「グループ全体への適切な税制の適用を通じて財務内容の健全性を維持するとともに、今後の資本政策の柔軟性および機動性の確保を図る」と説明している。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210125-OYT1T50144/