三菱電機で設計不正が発覚した。リコールは避けられず、賠償金(リコール対策費用)の支払いは必至だ。それだけでは収まらず、自動車メーカーからの失注(受注を失うこと)の事態に陥る恐れもある。

「三菱電機に対する信頼ゼロ」

自動車メーカー出身のあるコンサルタントは「私が担当なら取引を解消し、二度と発注しない。この一件で三菱電機に対する信頼はゼロになるのでは」と言う。ものづくりに詳しいコンサルタントはこう指摘する。「日本のみならず、世界におけるものづくりの信頼関係を破壊する行為。自動車メーカーを巻き込んだ業界全体の大問題に発展する可能性がある」──。

設計不正の対象は、車載オーディオ機器用ラジオ受信機(車載ラジオ)。自動車メーカーが欧州市場で販売するクルマに搭載する製品である。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFK276CX0X20C21A1000000/
三菱電機が設計不正 自動車業界だます「偽の宣言書」
2021年2月4日 2:00 [有料会員限定]


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https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/black-kigyo-2019-2
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https://biz-journal.jp/2019/07/post_108618.html
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https://www.mag2.com/p/news/183669
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