毎日新聞 2021年2月7日 17時40分

 米国の国鳥・ハクトウワシ1羽が、全面結氷した北海道根室市の温根沼(おんねとう)に現れた。2020年は直線距離で北北西に約50キロ離れた野付(のつけ)湾などで日本本土で初確認されており、飛来は2年連続。お目当ては、氷を割って漁をする漁業者が氷上に残した魚で、オオワシやオジロワシとの争奪戦も見られた。

 2年連続で撮影した野付半島ネイチャーセンター長の藤井薫さん(61)は20年の写真と比較。同一個体とみられるが、目の横や尾に淡褐色をした幼鳥の名残りがあった昨年と比べ白さが増し、5歳前後の成鳥とみられるという。
 ハクトウワシは北アメリカ大陸で沿岸部を中心に生息。殺虫剤などの汚染で激減したが、継続的な保護活動で個体数が回復した。

ソース https://mainichi.jp/articles/20210207/k00/00m/040/107000c

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