1回目で「病気の元に似た無害の液」を注射する。
体内の防衛隊が、病気に似た無害物質と戦って戦う練習をしてその病気に備える。
(練習したのに武芸を忘れることもある。)
2回目で「病気の元に似た無害の液」を注射する。
体内の防衛隊が、病気に似た無害物質で武芸をより高め強くなる。
これが免疫獲得。mRNAなら2回の摂取で免疫を95%獲得。


なぜ2回打つの?
変異ウィルスにも効いて良かったと人類を安心させる動画。
リンク先にわかりやすい漫画動画解説。良くできてます。

中和抗体のことを形が似てる警察の「さすまた」にたとえています。
https://illpop.com/img_illust/job/police_a30.png
https://www.chugai-pharm.co.jp/ptn/bio/antibody/images/pic_antibody_antibody-p06_fig02.gif


“ブースター効果”変異型へも効果高まると期待
テレ朝[2021/02/13 22:30]
http://news.tv-asahi.co.jp/articles_img/000207028_640.jpg
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000207028.html

きょうのニュースのあやは、「ワクチンの効果が高まる!?“ブースター効果”とは?」です。


1回目のワクチン接種で完成した「さすまた(抗体)」はまだまだ未熟者。
なぜならば、“職人”B細胞も初心者だからです。
初めて見る“スパイク”なので、
「さすまた(抗体)」を作るのにも時間がかかり、数もたくさんは作れません。
また、くっつくパワーも弱いんです。
さらには、1か月を過ぎると「さすまた」はどんどん減っていってしまいます。

そこで、もう一回接種すると、
見覚えのある“スパイク”に“職人”B細胞も瞬時に反応し、
すでに“熟練の職人”となった“B細胞”は自分の分身をたくさん作って、
くっつくパワーも強い、「スーパーさすまた(抗体)」を素早く、
たくさん作ることができるんです。
さらに完成した「スーパーさすまた(抗体)」は、
長持ちするので、ウイルスがずっと後にやってきてもやっつけることができるというのです。
これが「ブースター効果」と言って、ワクチンを何度も打つ理由がここにあります。

ただ、心配なのは「変異型」です。

「スーパーさすまた(抗体)」も効果がないのでは?と思うかもしれませんが、
広島大学大学院の保田朋波流(ともはる)教授によると
「いま確認されている『変異型』は、
 スパイクの先っちょに小さな“おでき”ができたくらい。」なんだそうです。

よって“おでき”がない部分に、
「スーパーさすまた」は、くっつくことが期待できるということです。
とはいえ、保田教授は
「ウイルスの変異する箇所が増えると
 “ブースター効果”も効かなくなる可能性もあるので、
 研究結果を見守っていく必要がある」と話しています。