フグの本場・山口県下関市で20日、協同組合下関ふく連盟が、宮家に毎年献上しているフグの調理の様子が公開された。実際に献上するものと同様に、日本海で取れた最高級の天然トラフグを調理。刺し身を薄く引いて、大輪の菊の花のように盛りつける「菊盛り」を完成させた。

 連盟に所属する業者が持ち回りで担当。33回目の今年は水産加工会社「畑(はた)水産」が受け持つ。秋篠宮家や常陸宮家など五つの宮家に向けて、鍋用の切り身や皮刺しなどを含む6セットを用意する。例年は上京して献上するが、コロナ禍で断念。22日未明から調理し、市内の赤間神宮でおはらいを受けた後、陸路で送る。

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2021年2月21日 13時00分