愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る不正署名問題で、地方自治法違反(署名偽造)の疑いで捜査している愛知県警が、リコール活動団体の事務局幹部を任意で事情聴取していたことが一日、関係者への取材で分かった。
 この事務局幹部は、街頭演説をするなど中心的な立場でリコール運動に関わった。一日の本紙の取材に「捜査の内容に関わることは答えられない」と話した。県警は事務局側の不正への関与の有無などについて説明を求めたとみられる。
 本紙の取材によると、名古屋市の広告関連会社が昨年十月、佐賀市内で多数のアルバイトを集め、署名を偽造させた疑いがある。関係者によると、広告関連会社に宛てた発注書には、事務局の別の幹部の個人名や押印があったとされ、同社は発注書を県警に任意で提出している。..(以下有料版で)


中日新聞 2021年3月2日 02時00分 (3月2日 02時00分更新)
https://www.chunichi.co.jp/article/210690