タコは私たちと同じように「痛み」を感じられるようです。

サンフランシスコ州立大学の最新研究によると、タコは実験で痛みを与えられた部屋を記憶し、回避するようになることが判明。

さらに、痛みを感じている部分をクチバシで取り除く行動も確認されました。

研究主任のロビン・クルック氏は「こうした痛みの感覚と対処の複雑さは、脊椎動物に特有のもので、無脊椎動物では初めて」と指摘します。

研究は、2月22日付けで『iScience』に掲載されました。

※中略

痛みの経験は、物理的な刺激に対する反射以上に、苦痛や嫌悪といった感情の能力があることを示唆します。

もちろん、タコの主観的な感情を実験的に明示することは困難ですが、今回示された行動から、痛みへの感情的経験を有している可能性が十分にあります。

先日には、イカがマシュマロテストに合格し、自制心を持つことが証明されたばかりです。

イカやタコは私たちと同じように、奥深い感情や思考能力をもっているのかもしれません。


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