緊急事態宣言の期限が21日に迫る中、首都圏4都県では新型コロナウイルス感染者数の減少ペースが下げ止まっている。
宣言延長後、初の週末の13日、東京や横浜の商業施設は雨にもかかわらず買い物客でにぎわった。

「自粛疲れ」が顕著になる一方、専門家はさらなる対策を要請。政府は宣言解除の是非を巡り難しい判断を迫られそうだ。

全長約800メートルのアーケードが続く武蔵小山商店街パルム(東京都品川区)。昼すぎには家族連れやカップルらが行き交った。
ジム帰りの目黒区の主婦(52)は「緊急事態宣言に気疲れした。延長しても対策が同じなら感染者数も減らない」と冷ややかだった。

ラーメン店には行列も。60代の男性店主は「売り上げは昨年の2割減にとどまるが、
客の多くは緊張感が薄れている」と複雑な表情だった。

午後の横浜市のみなとみらい地区。遊びに来ていた、さいたま市の会社員田中大地さん(25)は
「宣言にどれだけの効果があるのか、データが示されておらず、下げ止まりは仕方ないと感じる」と語った。
https://www.nikkansports.com/general/news/202103140000076.html


首都圏4都県への緊急事態宣言延長後初の週末、多くの買い物客らが行き交う東京都品川区の武蔵小山商店街パルム
https://www.nikkansports.com/general/news/img/202103140000076-w1300_0.jpg

雨が降り続く中、原宿・竹下通りをマスク姿で行き交う人たち=13日、東京都渋谷区で
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