https://news.yahoo.co.jp/articles/6d13586211017a3e3ed25035d1f89e3ee59e5bdb

「店内はマスク着用とさせていただきます」。近ごろ、町で見かけるこの貼り紙の文章に、あなたは違和感をおぼえるだろうか? 意味としては「店のなかではマスクをしてください」であると理解しつつ、どこか引っかかりを感じる人もいれば、なにが問題なのかわからない人もいるはずだ。ポイントは「させていただきます」にある。

 人はなぜ「させていただく」に違和感を抱くのか。それは、どのような使われ方をしたときなのか。調査・研究し、『「させていただく」の語用論』(ひつじ書房)としてまとめたのが、法政大学の椎名美智教授だ。椎名さんの専門は言語学。「歴史語用論」という、ある言葉が時代を通じてどのように使われてきたかを論じる方法で「させていただく」を調べた。

 椎名さんはなぜ「させていただく」に注目したのか。そして、どのようなことがわかったのか。話を聞いた。(土井大輔)

■「させていただく」は「自分はちゃんとした人間である」と示すアイテム

ーー(レコーダーのスイッチを入れて)お話を録音させていただきます。

椎名美智(以下、椎名):いま、「録音」のあと、何とおっしゃいました?

ーーしまった……。先生の前では絶対に使わないようにしようと思っていたんですけども。

椎名:私と会う方は皆さん控えていらっしゃるんですよね。別に使っていいんですけどね。使ってはいけないとは、一言も言ってませんし。

「させていただく」については、私たちが「ん?」ってなる時と、「これはOK」と思うときがありますよね。私はどんなときに人が違和感をおぼえるのかを調べたんです。針の穴から世界を見るような感じなんですが、「させていただく」から世の中を見たら、人がどんな風に人間関係を捉えているのか見えてくるかもしれないと考えたんです。

ーー人はなぜ「させていただく」に違和感をおぼえるのでしょうか。
つづきはソースにて
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