【ロサンゼルス共同】新型コロナウイルスの流行を背景に米国でアジア系住民への憎悪犯罪(ヘイトクライム)や嫌がらせが横行する中、ロサンゼルスの日系人街リトルトーキョーで13日、差別反対を訴える集会が開かれた。参加者らは「人種差別の暴力をやめろ」などと書かれたプラカードを掲げ「もう黙ってはいない」と声を上げた。

 会場の全米日系人博物館前には千人前後が集結。タイ系で会社経営者のタニー・ジラプラパースンさんは、電車内で見知らぬ男から10分間前後にわたり罵声を浴びせられた体験を語り「いつもの夜が悪夢になった。人生が変わってしまった」と被害の深刻さを訴えた。

共同通信 2021/3/14 17:26 (JST)3/14 18:09 (JST)updated
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