新型コロナウイルス新規感染者をめぐり、東京都の過去の数値が不自然に急上昇し、SNSがざわついている。異常な数値が表示されていたのは、都の「新型コロナウイルス感染症対策サイト」。今月16日に感染が確認された「確定日別」の陽性者数が19日午前時点で、ナント「688人」になっていたのだ。


 菅政権は緊急事態宣言解除の目安として、都の新規感染者数が「500人以下になること」を挙げていた。それだけに、ツイッターでは〈なにこれ?〉〈これで緊急事態宣言解除して大丈夫?〉と困惑が広がった。ところが、きのうの夜には「424人」にまで急減。不可解な数字の変動に、〈どうにでもなる数字みたいだね〉〈都の発表、もう信じられないな〉という声が続出した。

 一体、何があったのか。都はこう回答した。

「もともと、16日に確認された確定日別の感染者数は『365人』だった。不具合で『365人』に、18日に分かった報告日別の陽性者数『323人』を足し合わせてしまった」(感染症対策部)

 19日午前に不具合に気付き、訂正したという。都はこれまでも感染者のカウントミスを連発してきた。お粗末な話だが、ミスしたのなら「間違えました」と広く都民に知らせるべき。小池知事はお得意の“発信力”を発揮した方がいい。

3/20(土) 14:21  日刊ゲンダイ
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8b567c67d92b8a95be13f5a951ab012684ac845

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