(台北、台東中央社)22日午後、訓練中だった空軍のF-5E戦闘機2機が南部・屏東県沿岸で消息を絶った。行政院(内閣)国家捜索救助指揮センターが明らかにした。空中でぶつかり、海に墜落したとみられている。

同センターや国防部(国防省)によれば、同戦闘機は4機で編隊を組み、午後2時30分に東部・台東の志航基地を出発。うち2機が同3時6分にレーダーから姿を消した。操縦士2人はパラシュートで脱出。うち1人は海上で発見され、病院に搬送されたが死亡が確認された。もう1人の行方は分かっておらず、捜索が続けられている。

事故を受け、国防部は同日、同基地のF-5型機の運用を一時停止すると発表した。

F-5E戦闘機は米国と協力して製造され、1974年に初号機が引き渡された。昨年10月にも訓練中に海に墜落する事故が起き、操縦士1人が死亡していた。

(黄麗芸、盧太城、游凱翔/編集:楊千慧)


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