22日、富山市の住宅地で、刃物を持って向かってきた男に警察官が拳銃を発砲し男が死亡した事件で、男が家の中で大声を出し父親が注意をしたところ、包丁を持ち出したことがわかりました。警察は、家庭内でトラブルがあったとみて捜査しています。

22日午前3時半頃、富山市飯野の住宅で、「息子が暴れている」と近所の人を通じて、母親から警察に通報がありました。
警察官が駆け付けると、無職の幸田勇治容疑者(38)が、自宅近くの路上で包丁を持って立っていて「刺してやろうか」と近づいてきたため、警察官が警告をした後、およそ5mの距離から銃弾1発を発砲し、その後幸田容疑者は死亡しました。
警察によりますと、司法解剖の結果、死因は銃弾を胸に受けたことによる大動脈損傷とみられるということです。
また、幸田容疑者は、70代の両親と3人暮らしで、通報前、幸田容疑者が家の中で大声を出したため父親が注意をしたところ、台所から刃渡りおよそ20センチの包丁を持ち出し、Tシャツにパンツ、サンダル姿で路上に向かったことがわかりました。
警察は、家庭内でトラブルがあったとみて、銃刀法違反や公務執行妨害の疑いで捜査しています。
富山テレビ放送

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