住宅などの防火素材の船 燃えるか模型で実験
(あおもり県)

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20210324/6080011910.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

住宅などの火災を防ぐために新たに開発された特殊な素材を使って、
船が燃えるか確かめる実験が、中泊町の漁港で行われました。

実験は、素材を開発した愛知県の会社が、漁船の火災を防ぐ素材があることを広く知ってもらおうと、
中泊町の小泊漁港で開いたもので、漁業関係者およそ30人が集まりました。

おととし開発された素材は、ガラスなどの繊維を編み込み、セラミックでコーティングされ、
およそ1500度の熱にも耐えることができるとしています。
実験では、この素材を使って作った、長さ60センチ、幅40センチほどの船の模型と、
従来の素材で作った模型に、灯油をかけたあと、火をつけました。
およそ20分後に火が消えると、従来の素材の模型は黒く焼け焦げましたが、
新たな素材の模型は原型をとどめていて、集まった人たちが焼け方の違いを確認していました。

漁業者の男性は、「すごいなと思いました。この技術を使った方が助かる命もあると思います」と話していました。
素材を開発した「Each DreaM」の中野省吾社長は、
「漁業者の方はいつも火災の危険と隣り合わせで、仕事をされていると思います。
この製品で人の命を助けることにつなげたいです」と話していました。

この会社では、新たな素材を住宅や船舶などに活用していきたいとしています。

03/24 19:36