島根県は1日、新型コロナウイルスによる感染が確認された出雲市の男性について、県内で初の変異ウイルスによる感染であることが確定したと発表。国立感染症研究所で解析したところ「ブラジル型」であることが分かった。

島根県内286例目となる感染者は40代の男性で、県によると「変異ウイルスが流行している国からの帰国者」だった。滞在した国は明らかにされていないものの、先月12日に関西空港に帰国、その後3日間は空港内のホテルに滞在していた。検査は帰国前と帰国した12日それに帰国後3日目の15日の合わせて3回受けていたがいずれも陰性だったという。16日に車で島根に戻り自宅で健康観察をしていた所、症状が現れた19日以降、倦怠感、38度台の発熱と味覚異常が出ており、その後の検査で感染がわかった。

島根県は、従来と同様に3密の回避、マスク着用、手洗いなど基本的な感染防止対策の徹底を呼びかけている。
https://www.fnn.jp/articles/-/163541