東京都の小池百合子知事(68)は9日、都に対する「まん延防止等重点措置」適用決定を受けて臨時記者会見を行い、5月の大型連休の過ごし方について「これまで以上の徹底した人流の抑制が最も重要な取り組みだ。都県境を越える外出の自粛をお願いしたい」と強調し「ゴールデンウィーク期間中の旅行は延期してください」と呼び掛けた。

 「まん延防止等重点措置」の期間は今月12日〜5月11日で、地域は23区と武蔵野、立川、八王子、町田、調布、府中の6市が対象となる。飲食店には午後8時までの時短営業を要請するほか、利用客などに店内での感染対策を促す「コロナ対策リーダー」の登録を求める。同リーダーについては、9日時点で登録数が6万6958件に上っている。

 東京都は9日、新型コロナウイルスの感染者が新たに537人確認されたと発表した。新規感染者の7日間平均は440・9人となり、前週(381・4人)の115・6%で増加傾向が続いている。重症者数は前日から2人増の43人だった。
報知新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/44db164174b3996a411fbd2563c3099bbb1fcf95