https://this.kiji.is/754910577522556928

2022年秋に暫定開業する九州新幹線長崎ルート(武雄温泉−長崎)の効果を高めるため、
県内経済団体の青壮年部などは13日、開業準備実行委員会を設立した。
同日、佐世保市内で初会合を開き、県民の機運醸成に向けたイベントを企画する事業計画案などを承認した。
 
準備委は、若手人材の企画力や実践力を活用し、観光客の受け入れ態勢づくりなどを推進するため設置。
県商工会議所青年部連合会や農漁協などの青壮年部のほか、県や沿線の長崎、諫早、大村3市の計10団体で構成している。
 
事業計画では県内外への情報発信や、新幹線が開通している鹿児島県での調査も検討するとした。
暫定開業と平行して県などが進めているJR佐世保線の改良事業に合わせた取り組みも協議する方針。
年度内に4回会合を開き、具体的な活動内容を決める。
 
準備委会長に就任した日高雅之・県商工会議所青年部連合会直前会長は「新幹線の開業まで1年6カ月ほどある。
その中で交流人口増加と県全体としての魅力を発信できるような組織をつくりたい」と意気込みを語った。