※産経新聞

 24日午後3時40分ごろ、群馬県上野村乙父の林道(上野大滝線)をオートバイでツーリング中の前橋市堤町の男性会社員(52)が、前方の道路が崩落しているのに気づかずに突っ込んで約10メートル下に滑落、左手首を骨折する重傷を負った。

 県警藤岡署によると、現場の林道は一昨年秋の台風19号により道路が崩落し通行止めになっていた。しかし林道を管理する上野村の職員が事故後、現場周辺を確認したところ、通行止めの看板は倒れ、確認するのは困難な状況だった。

 上野村によると、台風19号による道路の崩落は、この林道だけで事故現場を含め6カ所、村内全体では17カ所あり、修復は林道で2カ所、全体で6カ所にとどまっているという。それぞれ通行止めなどの看板を設置しているが、風雨で倒れることもあり、村では注意を呼び掛けている。

 現場は緩やかな左カーブで、男性は友人と2人でツーリングをしていて、先頭を走っていた。

2021.4.25 20:11
https://www.sankei.com/affairs/news/210425/afr2104250011-n1.html