花王は日本の商品を購入して消費者に転売する中国の個人事業主(バイヤー)と協業する。SNS(交流サイト)などで高級化粧品を宣伝し、越境電子商取引(EC)で販売してもらう。中国の化粧品EC市場は影響力のある個人を通じた取引が急拡大している。発信力の高い個人バイヤーと組み、中国市場向けの新たな販路とする狙いだ。

信頼する人からの「口コミ」を重視する中国では、SNSの普及で個人間取引が拡大している。花王による...(以下有料版で,残り1583文字)

日本経済新聞 2021年5月3日 19:42 (2021年5月4日 5:17更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC272SY0X20C21A4000000/