0001蚤の市 ★
2021/05/07(金) 12:26:35.53ID:3nvlZlZc9「現地の生産者が、『過去15年ほどで天候が最も厳しく、非常に苦しい』と言ってます」。生花の輸入などを手がける大阪府内の商社では、コロンビアの担当者が頭を抱えていた。
農林水産省によると、国内市場で1年間に流通するカーネーションの切り花は6億1千万本。うち約6割にあたる3億7千万本が輸入品という。さらにこのうち約7割の約2億5千万本を、生産量世界一のコロンビア産が占める。
コロンビアは日照時間が安定しており、カーネーションの色の濃い薄いにばらつきがなく、花も大きく日持ちが良いのが特長だ。そうした品質の良いものが1年を通じて栽培できるという。
しかし昨年ごろから、ペルー沖の海域で海面水温が低くなる異常気象「ラニーニャ現象」の影響で雨天が続き、気温の低下や日照時間の減少など天候不順が起きた。生育不良で、十分に出荷ができない状況だという。
この商社によると、新型コロナウイルスも影を落とす。国際貨物のための航空便が減った上に、米国のカーネーション生産農家の経営破綻(はたん)が相次ぎ、米国の花屋もこぞってコロンビア産を買う動きが進み、競争が激化しているという。
1〜2割値上がり「費用をかぶるのは店」
20世紀初頭、ある米国人女性が母を追悼するために、この花を配った。それが由来となり、母の日にカーネーションを贈るようになった。欧米諸国でもこの時期が「母の日商戦」にあたるという。この商社の担当者は言う。「首都圏も含めて全国的に品薄な状態で、どの業者も仕入れるのに苦労しています」
こうした状況を、市場もかた…(以下有料版で,残り486文字)
朝日新聞 2021年5月7日 12時00分
https://www.asahi.com/articles/ASP5732NQP4QPTIL02N.html?ref=tw_asahi