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【5月12日 AFP】米画家ジャンミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)の絵画「イン・ディス・ケース(In this Case)」が11日、競売大手クリスティーズ(Christie's)によりニューヨークでオークションにかけられ、バスキア作品としては歴代2位の9310万ドル(約100億円)で落札された。

赤い背景に頭骨が描かれた1983年の同作の予想落札額は5000万ドル(約55億円)で、これを大きく上回った。

歴代最高額は、2017年5月にニューヨークのサザビーズ(Sotheby's)で1億1050万ドル(約120億円)で落札された作品で、同じく頭骨が描かれていた。

「イン・ディス・ケース」には多くのバスキア作品に共通する、人体構造とアフリカ系米国人という二大テーマが盛り込まれている。

同作が2002年11月に出品された際には、およそ100分の1の99万9500ドル(約1億1000万円)で落札されており、今回の高額落札には、アート界でバスキアの評価がさらに高まっていることが表れている。(c)AFP

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ジャンミシェル・バスキアの絵画「イン・ディス・ケース」。米ニューヨークで開かれた競売大手クリスティーズのメディア向け先行公開で(2021年5月3日撮影)。(c)TIMOTHY A. CLARY / AFP

2021年5月12日 22:56
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