三菱重工は2021年5月12日(水)、開発中の回転翼哨戒機(能力向上型)の試作機が初飛行に成功したと発表しました。

 この機体は、海上自衛隊が使用しているSH-60K哨戒ヘリコプターをベースに、搭載システムや飛行性能などの能力向上を図った最新鋭のヘリコプターで、防衛省(防衛装備庁)との契約に基づき、2015(平成27)年より県営名古屋空港(愛知県西春日井郡豊山町)に隣接する三菱重工 名古屋航空宇宙システム製作所 小牧南工場において開発してきたといいます。

 試作機は、名古屋空港において約30分間ホバリングしたそうで、三菱重工によると、2021年度の防衛装備庁への納入に向け、引き続き飛行試験を実施するとしています。
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