人事院は12日、令和3年度の国家公務員採用試験で、事務を担う一般職(大卒程度)の申込者は前年度比4・2%減の2万7317人だったと発表した。5
年連続のマイナスで、現行の試験体系を導入した平成24年度以降で最少を更新。このうち女性は1万1029人で全体の40・4%を占め、過去最高となった。

 令和3年度採用試験では、キャリアと呼ばれる中央省庁幹部候補の「総合職」申込者数も、前年度比14・5%減と過去最大の落ち込みを記録。
霞が関官僚を志望する若者の減少傾向が顕著となっている。

 労働基準監督官や海上保安官などの専門職試験(大卒程度)の申込者は8・0%減の2万3593人だった。

 1次試験は一般職が6月13日、専門職は6月6日に実施され、最終合格者は一部の専門職を除き8月17日に発表される。
https://www.sankeibiz.jp/workstyle/news/210512/ecd2105121845003-n1.htm