中国で男性の脳内にいっぱいの寄生虫が見つかる 「日本料理の流行が一因」と中国紙は報じるが

また、別の40歳の男性も刺身や干し肉をよく食べていた。彼の頭痛の症状は1ヵ月ほど続いており、検査の映像によると、脳内の寄生虫はすでに多数密生しており数を数えることも難しかったという。医師は「まるでごまクッキーのようだった」と描写している。

彼は何年もの間、熱処理せずに自然乾燥させた干しヤク肉を食べる習慣があった。寄生虫の卵が何度も体内に入っていると考えられ、最終的に脳内いっぱいに寄生虫を発生させることになってしまったと考えられる。

宋暁征医師によると、彼らの脳内に寄生したのは囊虫と言い、ブタ条虫(サナダムシ)の幼虫であるという。ブタ条虫は人体に寄生するよくみられる寄生虫で、条虫の卵を保有している肉類を生の状態や熱がきちんと通っていない状態で食べてしまうと感染する。人間の胃酸では卵を殺すことはできず、人体の消化器の中で発育する。そして血液の循環によって脳や肝臓に入り込み病気を引き起こす。

2021/5/17
https://news.yahoo.co.jp/articles/597b8fcd6184261aa7cd88f40c41bde8260ac167