悪夢のような新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)では、
若年層は多くが感染の影響を免れるというのが統計上の数少ない安心材料だった。

ただ、それも変わりつつある。米国では、多くの成人を苦しめてきた「長期にわたる症状」が20歳未満でも増えている。

相対的な割合はまだ小さいものの、極度の疲労感や心拍数の上昇、記憶障害、うつ状態などが数カ月続く子供が増えている。

こうした状況を受け、クリーブランドにあるUHレインボー乳児・小児病院では、
米国初となる若年層向けの長期治療クリニックを開設した。

子供の症状は出たり消えたりし、家族は出口の見えない迷路をさまようことになる。
ケイティー・クロールさん(42)は昨年3月にミシガン州のエンジン工場で同僚から感染し、
家庭内で子ども2人にウイルスを移した。今なお3人とも後遺症に苦しみ続けているという。  

クロールさんは「子供たちの生活は一変した。医師らは半年後か1年後には良くなると言っている。
子供には影響しないという誤った考えがとても腹立たしい」と語った。

バイデン政権の新型コロナ対策チームで上級顧問を務めるアンドルー・スラビット氏の家族も、同じ問題を抱えている。

同氏は18日のホワイトハウスでの会見で、「若く健康な」息子の1人が6カ月前に感染し、
今でも息切れやインフルエンザのような症状に見舞われていると明かした。それがいつまで続くか家族には検討もつかないという。

オハイオ州の大学病院で小児感染症対策の幹部を務めるエイミー・エドワーズ氏は
「この小児科領域はかなり見過ごされている」と指摘。

「子どもの後遺症には、ブレインフォグ(脳の霧)や慢性疲労、熱が出たり下がったりする症状、
奇妙な発疹などがある。長期の患者は病院に行かない。彼らは家で苦しんでいる」と述べた。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-20/QTCT6PT0AFB701#:~:text=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3
https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/iUhtPVrkc6cs/v0/800x-1.jpg

【アメリカ】 ファイザーのコロナワクチン12歳以上に拡大へ
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1620084223/