居酒屋の弁当で32人がノロウイルスによる食中毒 四万十市

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20210523/8010011459.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

四万十市にある居酒屋が販売した弁当を食べた32人が、
下痢や腹痛などの症状を訴え、保健所はノロウイルスによる食中毒と断定しました。

県は、この店を3日間の営業停止の処分にするとともに、食中毒の報告が増えているとして、
食品の適切な取り扱いなどの予防を心がけるよう呼びかけています。

県によりますと、5月20日に四万十市の医療機関から食中毒とみられる症状の患者が
複数いるという連絡が、幡多福祉保健所にありました。
保健所が調査したところ、四万十市の居酒屋「食事処ます山」が、5月17日から19日にかけて
販売した弁当を食べた20代から60代の男女32人に、下痢や腹痛などの症状が見られ、このうち22人は医療機関を受診したということです。

入院した人はおらず、全員が快方に向かっているということですが、症状のあった5人と
居酒屋の店員2人からノロウイルスが検出されたことから、県は食中毒と断定し、
この店を23日から3日間、営業停止の処分としました。

県内ではことしに入って7件の食中毒が発生していて、5月16日までの1週間に、
県内で報告があったノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者の数は、前の週の2倍余りに増えています。

県は、食品の涼しい場所での保存や調理の際の十分な加熱など、食中毒の予防を心がけるよう呼びかけています。

05/23 15:10