https://www.recordchina.co.jp/b876959-s25-c100-d0192.html


インドのジャイシャンカル外相がこのほど、中国との関係について「岐路に立っている」との見方を示した上で、「中国と競争する準備ができている」とまで発言したと、中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)が22日付で報じた。

それによると、ジャイシャンカル氏は20日、英紙フィナンシャル・タイムズとインディアン・エクスプレス紙の共催による「印中米の新たな地政学的状況」をテーマとしたオンラインイベントで、「印中関係は岐路に立っている。どちらの方向に進むかは中国次第だ」との見方を示した。

その上で、昨年の印中国境地帯での衝突の責任は中国側にあるとし、「緊張情勢が続く限り、より大きな経済的悪影響がもたらされることになる」と警告した。

また、「インドの影響力は、インド太平洋に深く入り込み、アフリカに根を下ろし、欧州にも向かっている」とし、「中国と競争する準備ができている。それはインドにとって問題ではない。問題なのは、二国間関係の基礎が一方の側から侵された際に、どうすれば関係を管理できるかということだ」とも述べた。(翻訳・編集/柳川)

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