日田市で「梅酒の仕込み」始まる
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20210525/5070009823.html

05月25日 11時12分

九州有数の梅の産地として知られる、日田市大山町にある酒蔵で、梅酒の仕込み作業が始まりました。

日田市大山町にある観光施設「おおやま夢工房」の酒蔵では、毎年この時期から、地元でとれた梅を使った梅酒づくりが行われます。

ことしも、24日から梅酒の仕込み作業が始まり、収獲したばかりの「鶯宿梅」という品種の梅、およそ2トンが酒蔵に運び込まれました。

酒蔵の従業員などが出来栄えを確かめたあと、梅を地下水で丁寧に洗い、アルコールと砂糖を混ぜた仕込み液で満たされた貯蔵タンクに次々に投入していました。

この酒蔵では、来月中旬までに24トン余りの梅を仕込むことにしています。

一部は1年ほどで出荷されますが、残りは3年から5年熟成させ、国内のほか、中国や台湾など海外に向けて売り出されるということで、およそ20万本の出荷を見込んでいます。

「おおやま夢工房」の角谷英彦社長は「ことしも、立派に育った梅でおいしい梅酒をつくるので是非、飲んでもらいたい」と話していました。