大会経費1.2兆円がなぜか経済効果に組み入れられている。新型コロナ対策として960億円含むと大会経費はなんと1.3兆円。

純然たる経済効果はすべて「その他」に組み入れられておりチケット販売900億円観戦者の消費支出568億円 関連グッズ・テレビ購入等2910億円などでトータル5078億円。

これ、試算の内訳見る限り大会経費を1.3兆円かけて期待される経済効果は5000億円しかなく五輪開催しても8000億円の赤字ではないのか?

もちろん大会経費だろうがその分、お金を使うわけだから「経済効果」といってもいいかもしれないが逆に言えば、五輪中止すれば1.3兆円もの無駄なお金を削減できる。

しかも国内観客をフルでいれても5000億円程度の経済効果しか期待できないなら1.3兆円もの大会経費を使うことをマイナスでしかないのではないか。

五輪を開催すれば莫大な経費がかかる。にもかかわらずそれに見合った経済効果が期待できず赤字8000億円になってしまうという試算を「五輪中止なら経済損失1.8兆円」という見出しはミスリードではないのか。

五輪を中止すると1.8兆円のプラスの経済効果が失われるのではなく赤字8000億円のイベントをしなくて済むというのが正しい試算ではないだろうか。

海外観客がこない五輪に経済効果は見込めない。早めの中止決断こそ損失を最小限にする賢い損切りではないだろうか。

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2021年05月26日 09:27