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5月31日(月)9時、フィリピンのミンダナオ島の東で発達中の熱帯低気圧が台風3号(チョーイワン)になりました。
台風の発生は約1か月半ぶりです。

北上して日本の南に近づいたり、梅雨前線の活動に影響を与える可能性があるため、今後の動向に注目が必要です。

▼台風3号 5月31日(月)9時
 存在地域   ミンダナオ島の東
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北北西 15 km/h
 中心気圧   1000 hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s

北上の可能性あり 発達するかどうかも注視

世界各国の気象機関が計算したシミュレーション結果を比較すると、台風3号の勢力予想には差があるものの、
顕著な発達を示唆するシミュレーション結果は少ない状況です。ただ、発達の可能性が無いわけではないので注視は必要です。

進路の不確実性は高く、場合によっては北上して日本の南にやってくる可能性も否定できません。
その場合は梅雨前線の活動に影響を与えるため、今後の動向に注意してください。

今月1つ目の台風発生

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台風3号は、今年5月に発生した1つめの台風です。

5月の台風発生数の平年値は1.0個ですので、台風が発生すること自体は珍しくはありません。
この先は秋にかけて台風の発生が増え、日本へ接近する台風も増えることが予想されますので、
風水害への備えをしっかりと進めるようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風3号の名前「チョーイワン(Choi-wan/彩雲)」は香港が提案した名称で、色のついた雲「彩雲」が由来です。