価格の高騰は、食卓に欠かせない食材にもみられます。

 卵は、「JA全農たまご」によりますと、Mサイズの卵の卸売価格が260円(1キロあたり)とかなり高くなっています。夏場の大変な猛暑で、全国で鶏が大量死した2013年以来の高値で推移していて、「JA全農たまご」は、今回の状況について「未曽有の事態」と話しています。

これまでも1キロあたりの卸値で100円程の幅で上下することはありましたが、卸値が上がってもこの10年程は店頭価格にほとんど変化はなかったということです。

 しかし今回は、過去最大の被害を生んだ各地での鳥インフルエンザで、全国で900万羽の卵を産む鶏が殺処分されたことや、エサとなるトウモロコシが値上げとなったことから卸値が大幅に上がり、販売価格に反映されたということです。

 野菜でも価格が高騰しているものがあります。全国のスーパーの野菜の平均価格を調べた農水省のデータでは、ジャガイモは色々な料理に使いやすいことや、家での保存がきくため、コロナによる巣ごもりで需要が増え、1キロ当たりの平均価格が578円と、例年と比べ40パーセント高くなっています。ネギは743円で5%高。

 安くなったのはキャベツ・レタスの葉物野菜で、コロナによる外食需要の低迷で値段が下がっているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5460085877cbd1157996f54ed2183c34151a6786
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