後輩隊員の耳付近に、エアコンプレッサーの圧縮空気を吹きかけ、けがをさせたとして、自衛隊は8日、旭川駐屯地の自衛官を、停職12日間の懲戒処分としました。

 懲戒処分を受けたのは、旭川の陸上自衛隊第2師団第2高射特化大隊の38歳の男性2等陸曹です。
 2等陸曹は、おととし6月20日午後5時ごろ、駐屯地内で機材の整備作業中、悪ふざけをして後輩隊員の右耳付近に、エアコンプレッサーの圧縮空気を吹きかける暴行を加え、全治およそ1か月の機能性難聴となるけがを負わせました。
 2等陸曹は「驚かせようという軽い気持ちだった」と話しているということです。
 陸上自衛隊第2師団第2高射特化大隊長の小山幸宏2等陸佐は「このたびの事案は、安全管理に対する本人の自覚の欠如によるものであり、判明した事実に基づいて厳正に対処しました」とコメントしています。
 また、2年前の事案の処分が今月になったことについて、第2師団は「厳正な処分実施のため、手続きを行っていたところ、本日の処分となった」と説明しています。

北海道放送(株)
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