ボランティア7万人全員のワクチン接種を検討 丸川五輪相
2021/6/8 19:26(最終更新 6/8 20:38)


 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は8日の理事会後の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種の対象について約7万人の大会ボランティア、国内メディアを含めての拡大を検討していることを明らかにした。ただし、追加のワクチンや打ち手となる医療従事者の確保も必要なことから「接種の体制が取れるかどうか、どこまで対象にするかは検討段階」と述べるにとどめた。

 国際オリンピック委員会(IOC)は米製薬大手ファイザーの協力を得て、日本向けに選手団のほか、審判や通訳ら国内の大会関係者ら計約2万人分のワクチンを無償提供する方針。しかし、ボランティアは選手と接触する可能性のある誘導役など一部に限られ、感染への不安などから約1万人が辞退する事態となり、大きな課題だった。

 武藤氏は「(ファイザーの)特別枠をさらに増やしてもらう交渉を今やっているが、可能性は十分あると考えている」と語った。大会関係者によると、21日から始まる職域接種や、既に開始された大規模接種会場の活用案も浮上している。

 丸川珠代五輪担当相も8日の参院文教科学委員会でボランティア全員へのワクチン接種について「その方向で進んでいきましょうということで合意している」と述べた。【円谷美晶、松本晃】
https://mainichi.jp/articles/20210608/k00/00m/010/290000c


接種回数と接種間隔
・1回目の接種後、通常、3週間の間隔で2回目の接種を受けてください(接種後3週間を超えた場合は、できるだけ速やかに2回目の接種を受けてください。)。
・1回目に本ワクチンを接種した場合は、2回目も必ず同じワクチン接種を受けてください。

有効性について
 新型コロナウイルス感染症の発症を予防します。
 ワクチンを受けた人が受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないということが分かっています。(発症予防効果は約95%と報告されています。)
 なお、本ワクチンの接種で十分な免疫ができるのは、2回目の接種を受けてから7日程度経って以降とされています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_pfizer.html


1回目接種

↓3週間後

2回目接種

↓7日程度

免疫獲得