政府は16日、すべての女性が輝く社会づくり本部などの合同会議を官邸で開き、女性活躍を進める重点方針を決めた。
新型コロナウイルスの影響で相談が増えるドメスティックバイオレンス(DV)や性暴力への対応を強化する。

生理用品を買う経済的余裕がない「生理の貧困」への支援も拡充する。

本部長を務める菅義偉首相は会合で「新型コロナの拡大は女性の雇用や生活に深刻な影響を及ぼしている。
誰一人取り残すことなく強力で迅速な対策を講じなければならない」と述べた。

政府は各府省庁が担う女性関連政策を毎年取りまとめており、内容は政府の経済財政運営の指針「骨太方針」や来年度予算の概算要求にも反映する。
今年はコロナ対応に加え官民を問わない多分野での女性幹部の登用促進策などを重視している。〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA16B3G0W1A610C2000000/