男性の育休取得が進まない理由を聞くと……「会社の理解がない」という回答が多くを占めました。一方、「育児は女性という考えが強い」「育児より仕事の方が大切そう」などの声も寄せられました。

男性の育休取得率が高い企業の“工夫”とは

 病院のシーツや白衣のクリーニングなどを手掛ける高松市の「トーカイ」は、香川県の中でも特に男性の育休取得率が高い企業です。

 「トーカイ」は、厚生労働大臣が子育てに力を入れる企業を認定する「くるみん認定」を2009年度から受けています。

(トーカイ 人事課/川脇梓 課長)

「元々女性の従業員は育児休業取得に関してほぼ100パーセントの取得ができていたんですけど、男性の育児休業に関しては全く進んでおらず。2015年に男性の育児休業の取得率を70パーセントまであげようという目標を掲げまして、2016年4月に育児休業の制度を変えました」

 トーカイは育休対象の人とその上司に育休を取ることを促す連絡をしています。また、育休の期間のうち3日分は給料を支払うなど会社の制度を変えました。その結果、2016年度以降の5年間で対象の男性42人のうち、7割を超える31人が育休を取ることにつながりました。

育休を取りたい」「取ってほしい時期」は?

 パークKSBアプリのアンケートでは、育休を取りたい・取ってほしい時期についても聞きました。その結果、子どもが1カ月になるまで……という方が半数以上を占めました。さらに男性の育休の期間については1カ月から3カ月が最も多くなりました。

  家庭によって事情は違うと思いますが、男性も女性も育休を取りたいと思った場合にはしっかりと取れるような環境づくりが進めばいいといいですね。
https://news.ksb.co.jp/article/14374870