「食品ロス」削減へ AIで値引きにつなげる新システム開発

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shutoken/20210620/1000066004.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

まだ食べられる食品を廃棄する「食品ロス」が課題となる中、大手コンビニチェーンが
弁当などの売れ残りを減らすためAI=人工知能で商品の売れ行きを
店舗ごとに予測して値引きにつなげる新しいシステムを開発し、近く実証実験を始めることになりました。

コンビニ大手のローソンは、店舗ごとの過去の販売実績や気象条件などをもとに
AIを使って弁当やおにぎりなどの売れ行きを予測する新しいシステムを開発しました。
システムでは食品の売れ残りを防ぐため、予測に基づいて値引きする金額や数量を
割り出し店舗に通知します。

現状では店側が経験などをもとに値引きを判断していますが、AIを使うことで、
より効果的に売れ残りを防止できると期待されています。
会社では、今月22日以降、東北地方の60店舗あまりで実証実験を順次行って
収益への影響などを検証し、2023年度中に全国の店舗で運用を始める計画です。

このコンビニチェーンは消費期限が迫った商品の値引き情報をスマートフォンで
客に通知するサービスも実用化をめざしていて、こうしたサービスを組み合わせて売れ残りを減らす考えです。

コンビニ業界では、ファミリーマートも、売れ残った商品を値引きしやすくするシステムを導入するなど、
食品ロスを削減しようという動きが広がっています。

06/20 15:20