縄文文化、1万6千年も続いた。 縄文人の食生活は、稲作など農耕は何一つなかった。
栗や木の実、魚や貝、獣などを食らい、すべて自然の恵みのみで生活していた。それはなぜか?
それは古代ユダヤ教にも見れる神の教えによるものである。 旧約聖書にも記されてる
禁断の果実を得たイブの罪のおかげで神により地は呪いを 掛けられた。
そして地を耕すことは罰とされた。 耕したとしても気候や害虫で枯れてしまう。
人類最初の殺人事件であるカインとアベルの物語もここが原因であった。
カインは農耕で出来た作物を神に捧げ、アベルは生まれた羊の子を捧げた。
神ヤハウェは、アベルの羊の子を受け入れカインの作物を拒絶した。
嫉妬にかられたカインはその後、野原にアベルを誘い殺害する。これが人類最初の殺人だとされている。
ではなぜ?神はカインの捧げものを拒絶し、アベルを受け入れたのか、
その答えが、縄文人が農耕をせず、自然の恵みだけで1万5千年も暮らし続けた理由でもある。
つまり、神が呪いを掛けた地に、作物を努力して作っても、それは自己の力の誇示であり、
自分の力を認めさせたいだけの事である。一方、羊の子を生ませる事は人間の力ではどうすることもできない。
自然に任せるしかないのだ、そうアベルは自分の非力さを認め、神が作ったシステム・自然・世界の中で従順に生きる事を証明したのだ。
だから神は、アベルの捧げものを選んで受け入れたのだった。