ワクチン職域接種 “すでに申請の不承認もありえる” 河野大臣
NHK 2021年6月25日 17時16分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210625/amp/k10013103591000.html

ワクチン職域接種 “すでに申請の不承認もありえる” 河野大臣
新型コロナウイルスワクチンの職域接種をめぐり、河野規制改革担当大臣は、申請の受け付けを一時休止することを陳謝したうえで、すでに受け付けた申請でもワクチンの供給量を上回る場合には、承認しないこともありえるという認識を示しました。
河野規制改革担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、職域接種の申請の受け付けを25日午後5時で一時休止することについて「ご迷惑をおかけをしていることを、おわび申し上げたい」と陳謝しました。

そして、ワクチンの配送が追いついていないとして、企業などからの申請内容を精査し、必要に応じて配送時期の先延ばしを要請するほか、すでに受け付けた申請でもワクチンの供給量を上回る場合には、承認しないこともありえるという認識を示しました。

また、河野大臣は、菅総理大臣らとすでに申請の受け付けを一時休止している自治体の大規模接種を含めて今後の対応を協議したあと、再び記者会見しました。

そして、9月までに供給されるモデルナのワクチン5000万回分について▽職域接種に3300万回分、▽自治体の大規模接種などに1700万回分を割りふるとしたうえで、このうち自治体には、足りなくなった場合、ファイザーのワクチンを供給する考えを示しました。

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ワクチンは「1日150万回が限界。供給追いつかず綱渡りに」河野担当相<新型コロナ>
東京新聞2021年06月24日 13時40分
https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/112481

 河野太郎行政改革担当相は24日のフジテレビ番組で、新型コロナウイルスワクチンの1日当たりの接種可能数は最大150万回との認識を示した。「1日150万回近くになると限界に近い。供給が追いつかず、綱渡りになる」と述べた。システムに未入力分も含め、1日120万回程度に既に達しているとの見方も明らかにした。
 23日に申請の受け付け一時停止を発表した職場接種については、最大で1日30万回規模になるとした上で「あっという間に、ものすごい量の申請があった」と説明した。
 加藤勝信官房長官は24日の記者会見で、受け付け再開について「現時点で具体的なめどを申し上げる状況にない」と表明。企業が過大に申請するケースがあることから、内容の精査を急ぐ考えを示した。
 政府は米ファイザー製が年内に9700万人分、米モデルナ製は9月末までに2500万人分の供給契約を結んでいる。河野氏は番組で、両社にワクチンの追加供給を求める可能性に関し「希望する国民へ接種できる量は確保している」と述べ、現時点では必要ないとした。 (共同)