https://news.yahoo.co.jp/articles/0e769054e15fb24376ed76b030eea4044b216544

夏を告げる旬の味覚・本マグロ(クロマグロ)。
全国トップクラスの水揚げ量を誇る鳥取県の境港では、今まさに水揚げの最盛期を迎えています。
そんな旬のマグロが、意外な場所で目撃されました。

「えー!」

6月24日に撮影された映像。
巨大な魚が、浅瀬で悠々と泳いでいます。

撮影した小野真結さん
「鳥肌が立ったというか、こんなところで大きい魚に出会うと思わないので、『えー!』っていう。
子どもたちは、最初はマグロとわかっていないので、『サメ!サメ!』と飛び跳ねていました。」

撮影された場所は、鳥取県日吉津村の日吉津港。
砂浜からすぐの場所です。

最初はサメと間違えたという巨大な魚。
専門家に聞いてみると…

鳥取県水産試験場 渡辺秀洋さん
「これマグロの可能性が高いですね。尾っぽが大きくて、尾っぽの付け根のところが膨らんでいて、
小さいひれが尾びれの周りにたくさんあるというのが特徴的です。」

なんと、今が旬のクロマグロの可能性が高いと言います。

秦まりなアナウンサー
「マグロが目撃されたのは、日吉津村にあるこちらの港です。ここで大きなマグロが泳いでいたなんて信じられませんね。」

釣りに来た人
「聞いたことなかったんで、びっくりしました。」

さらに…

「怖い、怖い、怖い。えぐい、えぐい、えぐい。」

6月18日に美保湾沖10キロほどの近海で撮影された映像です。

水しぶきをあげながら勢いよく泳いだり、跳ねたりしているのは、マグロの大群!
撮影した人によりますと、この時は100匹以上のマグロがいたそうです。

相次いで目撃されたクロマグロ。
専門家によりますと、日本海を北上する今の時期、近海に現れるのは珍しいといいます。

鳥取県水産試験場 渡辺秀洋さん
「定置網とかには入ることはありますけど、あそこまで浅瀬に入ってくるのは非常に珍しいと思います。」

1匹はぐれてしまったのか、エサを求めて迷い込んだのか。
浅瀬に現れたクロマグロは、しばらく泳いだあと、また沖の方へ帰っていったということです。